畳の大きさっていろいろあるの?
2021/11/15
畳の問い合わせをいただくときに畳の大きさについての質問を受けることがあります。
きっと、畳の大きさに江戸間や京間というのを聞いたことがあるのだと思います。
でも、どれくらいの大きさなのかはよくわからないんですよね。
簡単に大きさの説明をしたいと思います。
大きさの比較
横向きで見にくいですけど
畳のサイズには大きく分けて2種類あります。
江戸間と京間です。
では江戸間から説明します。
江戸間は一般的に言われていますが、畳屋は五八(ごはち)と呼んでます。
それは丈(長い方)の長さが5尺8寸だからなんです。
じゃあ5尺8寸はどれくらいかというと、176cmです。
ということは幅は半分になりますので、88cmです。
江戸間と呼ばれるので関東方面で使われ始めたサイズなんですが、今ではほとんどがこの大きさを使っています。
もう一つの大きさは京間です。
京間は本間「ほんま」や「ほんけん」と呼ばれます。
たまに狭間(きょうま)でこちらの方が狭いと思っている方がいます。
でも、京間の方が大きいです。
丈が6尺3寸で191cmあります。
幅は95.5cmです。
京間は古い家では残っていますが、最近の家では江戸間になってきました。
建て替えて前は京間だった部屋が江戸間になったんだよ、大きさが一回り違うね
といわれることがありますが、どれくらいちがうのでしょうか。
1枚で見ると、長さで5寸違います。15cm違うんです。
面積でいうと17%違うんですよね
畳の表替えをするときもこの大きさがかかわってきます。
江戸間の畳おもてでは京間の畳の表替えをすることはできません。
幅が大きいと長いいぐさを使わないといけません。
長いいぐさは収穫量も少ないので高くなってしまいます。
なので、京間の畳の表替えは高くなってしまうんですよね。
でも、実際の畳の大きさは部屋の大きさに合わせて作るのでこれよりちょっと大きかったり、小さかったりします。
これを読むと家の畳の大きさを測りたくなりますよね。
尼崎市、伊丹市、西宮市、宝塚市、川西市、大阪市で畳にお困りの方は当店へご連絡してください。