畳のさしってちょっと変わってるんっです
2022/04/12
畳屋が使っている「さし」ってちょっと変わっているんです。
なにが変わっているかというと数字が書いていないんです。
小学生の時に使っていた30cmの竹尺のような感じです。
もしかして、若い人は知らないかな?
あれは目盛りだけが刻まれていましたよね。
同じような感じです。
畳のさし
目印はあります
それでどうやって測るのかというと、畳って基本的な大きさが決まっているんです。
江戸間は丈が5尺8寸、幅が2尺9寸なんです。
京間は丈が6尺3寸で、幅が3尺1寸5分なんです。
これからどれだけ大きいのか小さいのかで作っていきます。
なので、1寸小さいと「1寸小」、5分大きいと「5分大」となるんです。
江戸間で2寸も大きいと京間になってしまいますけどね。
で、どう見るかというと、左の写真に赤い四角のマークと、白い蝶型のマークがありますよね。これが重要なんです。
赤い四角のマークが江戸間で、白い蝶型が京間の印なんです。
このさしは幅用で2尺9寸のところと、3尺1寸5分のところに印がついています。
気づいたかもしれませんが、畳用のさしは尺寸で目盛りが刻まれています。
ということは一番小さい目盛りが1分なんです。
ということは3mmなんです。
畳はアバウトな寸法で作っているんだなあと思われるかもしれませんが、分の間だと半っていうのがあるんです。
また半も独特で「×」とか「△」で表すんです。
そして、半ほどでもないけどちょっと小さいと「よわい」とか、ちょっと大きいと「つよい」と表現します。
で、寸法では「ヨ」とか「ツ」って書くんです。
なので、畳屋が部屋の寸法を測った寸法表を見ると畳屋以外はわからないかもしれないですね。
もし、機会があればさしを見てください
価格 | |
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表替え | 7,000円~ |
新調 | 表替え+7,000円~ |
ヘリなし畳 | 10,000円(半畳1枚)~ |
ふすま 押入れ | 4,000円~ |
障子 | 3,000円~ |
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