畳の寿命
2021/06/14
お客様からよく聞かれるのが、「畳の寿命って何年くらい?」といです。
とっても難しい質問なんですが、答えとしては概ね10年と答えます。
しかし、使っている材料や、部屋の陽当たり状況、部屋の使われる頻度によって傷み方はわかるのでなんとも言えないところが本音です。
新しい畳を入れてから、表替えをしてから次の表替えまでを畳の寿命と考えたとき、畳が傷んできていぐさの表面に傷ができてきたり、衣服にいぐさの切れ端がくっついてくるようになるのが畳の寿命です。
畳の寿命を聞かれた時でも、いぐさの切れ端が衣服につくようになっていたら寿命ですとも答えます。
すると、多くの方は以前からつくようになっていると答えます。
お客さんも薄々気づいていると思うのです。
いぐさの切れ端が衣服につくようになってきたらもう畳を替えないといけないことを。
でも、このような状況になってから1~2年悩んでいる方が多くいます。
では、なんで10年くらいが寿命なのかというと、新しい畳は初めは鮮やかな青い色をしています。
半年もすると白っぽくなってきます。
1年も経つと黄色くなってきます。
この時点もきれいですよね。
それから、年数も経つとどんどん色が濃くなってきます。
また、いぐさが乾燥してきます。
カビや、ダニの発生を抑えるということではいいのですが、いぐさにとっては辛いです。
畳おもてが乾燥してくると、表面にひび割れができてきます。
すると、擦れにも弱くなってきます。
机やいすを擦っても新しいうちは傷にならなかったことでも、年数が経ち乾燥してくると傷に直結してきます。
表面が乾燥して、ひび割れができたり、傷が入ってきたりすると、いぐさの切れ端が衣服につくようになってきます。
このようになってくるのが概ね10年くらいということです。
これが、中国産の畳おもてだと始めから強めの乾燥がされていたり、いぐさが切れやすいのでもっと早く痛むことがあります。
また、リーズナブルな畳おもてでも早く痛むことがあります。
ダイケンやセキスイの化学おもてでも、10年くらい経つと表面が毛羽立ってきます。
でもでも、畳を10年ごとに畳の表替えをする方なんて滅多にいません。
これから暑くなってくる時期は畳の上でごろんとするのは気持ちのいいものです。
その畳の上でごろんとできますか?
ちょっと躊躇った方はぜひ畳の表替えをご検討ください。
尼崎市、伊丹市、西宮市、宝塚市、川西市、大阪市で畳にお困りの方は当店へご連絡してください。